旬感食材

毎月2回、旬の食材を取り上げて
ちょこっとしたうんちくをご紹介。

●第30回 「社長!サトイモ社長!!」

さて、今回の旬感食材のテーマは「サトイモ」
サトイモ

サトイモと言えば、ボクはある人を思い出します。

おっとその前に、ボクの経歴を簡単に紹介させて下さい。
ボクはもともと記者でした。それも経済部の記者。
そこで、ボクは仕事柄様々な経営者とお会いしてきました。

超豪邸にお誘いいただいた経営者もいました。
一方コーヒー一杯も出し渋る経営者もいました。
結局会社を潰してペコペコ頭を下げる経営者もいました。
女性リポーターのことばかり気にする経営者もいました。

小さい会社から巨大なカンパニーまで規模の差こそあれ、皆さん懸命に組織を率いておられました。
その中のお一人が、実にまぁ蒸した後皮を剥いたアツアツのサトイモによく似ておられたのであります。

サトイモアップその社長さんも何度か取材させていただきましたが、お顔は丸く福福しいものの、若いときからお髪が薄く、実にツルリンと
『サトイモチック』だったのでありますね。

しかし、そこがまぁ何とも言えない可愛らしい。

この可愛げと言うのも経営者の重要な資質。
「行け行けドンドン!」だけでは組織を率いることなど出来ないのであります。
「この人に言われたら、まぁしゃあないか」と思わせる可愛らしさと言うのもまた必要な訳であります。

さて、一方「サトイモ」でありますが、管理栄養士の徳田泰子先生はこう評します。
剥いたサトイモ


「サトイモは芋でありながらもカロリー控えめ。その最大の特徴であるヌメリはガラクタンやムチンと言う成分によるものですが、ガラクタンは免疫力を強化する働きがあると言い、ムチンは胃や腸の粘膜を保護します。また、カリウムが豊富で血圧調整にも役立ちます」とのこと。

何だかサトイモはその風貌が中年のおじさんっぽいだけでなく、その栄養素も中年のおじさん向きのようです。

ところでサトイモには親イモ、子イモ、孫イモまで寄り添って大きな一つの塊状になる
「ヤツガシラ」と言う、そうそうお正月のお節料理にもよく使われる縁起の良い品種もありますが、前述のサトイモチックの社長はまさにそれで、多くの企業を次から次に傘下に収め今では
携帯電話通信事業者としては 世界屈指の・・・と、ここまで書くと誰のことだか分かっちゃうな。
白い犬にワンワンと吠えられる前に今回はこれにて終了とさせていただくのでございます。
(エッセイシストKUNI61)


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