旬感食材

毎月2回、旬の食材を取り上げて
ちょこっとしたうんちくをご紹介。

●第36回 「ボクらはそう呼ばれていた!」

卵

今回の旬の食材のテーマは「卵」。

同じ真新しいスーツを着ていても、その違いは分かる。
「就活生」と「新社会人」だ。
今、街には真新しいスーツ姿の若者が溢れている。
どちらも、まだまだ不慣れな感じが漂うものの、一方は少し焦りの色を見せ、一方は少し誇らしげに見える。
いずれにせよ、どちらも頑張れ。

ところで、毎年感心させられるのが、日本生産性本部が発表する「新入社員のタイプ」についてだ。
今年は「自動ブレーキ型」だと言う。
上手いこと言う。
確かに今年の新入社員を見ていてそう思う。
この発表は、実に昭和48年度から続けられている。
その初回のネーミングは「パンダ型」である。
その心は「おとなしく可愛いが、人になつかず世話が大変」と言うことらしい

ゆで卵 まさにこの年、上野動物園にてパンダが初お目見えしている。
タイムリーなネーミングである。
さらにその前にはこんなネーミングもあった。
「金の卵」だ。
昭和30年代の後半、中学を卒業してすぐに社会に出る若者がこう呼ばれた。
期待の大きさが分かる。
また、実際、我が国の高度成長を支えたのも彼らである。
これまた「言い得て妙」なのである。何せ、卵は本当に素晴らしいからである。

生卵 管理栄養士の徳田泰子先生はこう話す。

「消化吸収がよく、様々なメニューに活用出来ます。実にバランスの良い栄養供給源で、ビタミンC、食物繊維以外は私たちの身体に必要な栄養素がほぼ含まれていると言っても良いくらいです。
確かにコレステロールの含有量は多いものの、一方でリン脂質のレシチンが含まれ、コレステロールを血管壁に沈着するのを防ぐと期待されています」
とのこと。

卵はやっぱりすごいのだ。 年がら年中ある卵だが、旬は春。
大いに食したいものである。
ところで、気になって、ボクの新入社員の頃のネーミングを調べてみた。
これまた食材であった。
それも何と「コピー食品型」だと言う。
その心は?
「外見のみ本物風で手間いらずだが、歯ごたえなく栄養も心配」

大きなお世話なのである!
誰だ?
「これまた言い得て妙」と言ったのは?

(ByエッセイシストKUNI61)

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