旬感食材

毎月1回、旬の食材を取り上げて
ちょこっとしたうんちくをご紹介。

●第48回 「「ん」がついたらお終りです。」

デコポン 『旬感食材』、実は今回が最終回です。
では、その最後を飾る食材を何にしようか?
やはり、豪華なもの!あるいは高価なもの!
いやいや珍しいもの!
とは思いましたが、何となくこのコラムに相応しくない。
と言うか、そんな食材に関して、ボクは上手く語れない。
ただ、最終回らしい食材にしたいなぁ、じゃあ、どうしようか、と考えて、思いついた条件が「ん」で終わる食材にしようと。
そう、“しりとり”だと、最後に「ん」が付いたら、そこで終わりじゃないですか。
このコラムも、最後に「ん」が付くもので終わりたいと思って、旬の食材を探していたら、ありました、ありました、「ん」の付く食材。 それは「デコポン」です。
選んどいて言うのも何ですが、変な名前。

デコポン半分もともと、このデコポンは、昭和47年、温州ミカンと外国産のオレンジを交配させて出来た品種「清見」に、さらにポンカンを掛け合わせて生まれたもの。
なので、デコポンのポンはポンカンのポンです。
では、デコとは?
それが、ヘタの周りが“おでこ”のように出っ張っているからなんだそうです。
この出っ張りが、デコポンの特徴ですが、最初は、
「なんだこの形!表面もブツブツだし。色も悪い」と、もうケチョンケチョン。
実際、市場にはなかなか出回らなかったそうですが、真面目に
コツコツ頑張っていれば陽の目が当たる時が来るんです!

「いやいや甘いやないか。外見やない!」と

デコポン断面その誕生から実に20年以上が経った平成の世になって、その価値が見直されたのであります。
味だけじゃありませんよ、栄養価も高い。

管理栄養士の徳田泰子先生はこう話します。
「何と言ってもビタミンCが豊富。このビタミンCはシミ対策、また
コラーゲンを作るのに必要な栄養素なのです。
さらに疲労回復効果のあるクエン酸や整腸作用のある水溶性食物繊維のペクチンが含まれています。加えて香りには癒し効果のあるリモネンが含まれ、身心の栄養補給にいいですね」とのこと。

何でもかんでも、見た目で決めるなぁ!
デコポンよ!良かったな。君の苦労は、今、報われているのだ。
そうなのです。
苦労は必ず報われるのです。
そう言えば、このコラムも2012年の7月からスタートしてこの回で48話目。
いやぁ、まぁ、そこそこ苦労したなぁ。
でも、面白かった。もうそれだけで、この苦労は報われているのであります。
では、また、今度は違った形でお目にかかりましょう。
これまで、お付き合いいただき本当にありがとうございました。 うん!

(ByエッセイシストKUNI61)


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